
スタティックストレッチ
一般的に広く知られているストレッチです。静的ストレッチとも言います。
反動をつけずに筋肉をゆっくりと伸ばし、筋肉が伸びた状態をキープする方法です。
安全に行うことができ静的柔軟性の改善に効果がありますダイナミックストレッチ
動的ストレッチとも言います。関節可動域内で大きく関節を動かします。
伸ばしたい筋肉の拮抗筋を収縮させ関節を動かすことで伸ばしたい筋肉を伸張させます。
拮抗筋の筋活動によって伸ばす筋肉の筋活動を抑制(脱力)する 相反抑制を利用します。
日常生活の動きのパターンに合わせた柔軟性(動的柔軟性)を改善できるのが大きな特徴です。
スポーツのウォーミングアップとしても最適です。
バリスティックストレッチ
反動や弾みをつけて行うストレッチです。
ダイナミックストレッチとの違いは、反動をつけ関節可動域外まで筋肉を伸ばすことです。
筋肉が急激に伸ばされるので伸張反射を生じやすく傷害が発生する危険性があります。
バリスティックストレッチは、関節可動域の向上に効果が期待できますが利用はあまり奨められません。
※伸張反射→筋の急激な伸張によっておこる筋の即時の収縮
。

PNFストレッチ(固有受容性神経筋促進法)
パートナーの手を借りて行なう特殊なストレッチです。
固有受容器(感覚器官)の一つであるゴルジ腱器官を刺激して筋肉を脱力させる方法です。
筋肉が強い力を発揮すると筋肉や腱、関節に強い力が加わります。
この時、筋断裂などの傷害を防ぐために、ゴルジ腱器官が強い力を感知すると
筋力発揮を反射的に抑制しようとします。(自己抑制)
PNFでは伸ばしたい筋肉に強い力を発揮させて自己抑制を起こさせます。
この反射によって筋肉が脱力して弛緩し直後に行うストレッチでその筋弛緩作用を利用する方法です。
脳や脊髄などの中枢神経疾患、骨折、脱臼などの整形外科的疾患などを原因とする 筋力低下、
協調性不全(身体を思い通りに動かせない)、筋肉の伸張性の低下などの
運動機能の異常を改善させる運動療法として用いられています。

- ホールドリラックス法
- 一度伸ばしたい筋肉を静的にストレッチします。その後、徒手抵抗で筋肉に最大収縮(関節を動かさないアイソメトリック)を起こさせ(6秒程度)瞬間脱力し再び静的ストレッチをします。これを数回繰り返すことで関節可動域が改善していきます。
- コントラクトリラックス法
- 一度伸ばしたい筋を静的にストレッチ。
その後、徒手抵抗で筋肉を収縮(関節を動かすアイソトニック) させ瞬間脱力し
再び静的ストレッチをします。
これを数回繰り返すことで関節可動域を改善していきます。
パーソナルストレッチでは、スタティックストレッチをメインにしています。
一人で行うストレッチよりも効果的に筋肉を伸ばすことが可能です。