ロコモティブシンドロームのチェック!寝たきり予防は早めの対策が重要

ノルディックウォーキング

ロコモティブシンドロームとは?チェック項目で確認しよう!

ロコモティブシンドローム(ロコモ)とは、運動器(筋肉・骨・関節など)の衰えにより移動能力が低下し、要介護となるリスクが高い状態を指します。
放置すると骨粗鬆症や変形性関節症などの病気を引き起こし、最終的には寝たきりになってしまう可能性があるので、早期の予防が重要です。
まずは、自分がロコモ予備軍かどうかをチェックしてみましょう。

ロコモティブシンドロームチェック、一つでも当てはまると「ロコモ」の可能性

ロコモティブシンドロームとは、将来寝たきりになるリスクが高い状態のことを言います。
まずは自分がロコモティブシンドロームの予備軍でないかチェックしてみましょう。

  • ☑片脚立ちで靴下がはけない
  • ☑家の中でつまずいたり滑ったりする☑階段を上るのに手すりが必要☑横断歩道を青信号で渡りきれない
  • ☑15分くらい続けて歩けない
  • ☑2kg程度の買い物(1ℓの牛乳パック2個程度)をして持ち帰るのが困難
  • ☑家の中のやや重い仕事(掃除機の使用、布団の上げ下ろしなど)が困難

 

一つでも当てはまると「ロコモ」の可能性があります。
ロコモの予防には早めの対策が重要です。

ロコモの主な原因は筋力低下!その理由とは?

ロコモの最大の原因は 加齢や運動不足による筋力低下です。
特に影響を受けやすい部位として、以下のような筋肉があります。

  • ももの前側(大腿四頭筋)
  • お尻(臀筋)
  • 腹筋や背筋などの体幹

年齢が上がると筋肉量は自然に減少し、下半身の筋力低下が顕著になります。
また、運動不足によっても筋肉は衰え、歩行や日常動作に支障をきたすようになります。

しかし、筋肉は年齢に関係なく鍛えることが可能です。
適切なトレーニングを続けることで、たとえ80歳であっても筋力を向上させることができます。
「もう遅いかも…」と諦める必要はありません。

加齢や運動不足により弱った筋肉を鍛えることが、ロコモの予防になります。
ロコモになってしまった場合は、改善する為に運動が必要です。
運動は少しでも早く始めた方が良いです。

ではどうやって筋肉を鍛えればいいのでしょうか。
歩く? 走る?
確かに歩いたり走ったりすることは大切で健康増進に必要です。
これらは有酸素運動と言われる運動になるのですが、筋肉を強くするには有酸素運動では刺激が十分とは言えません。
筋肉を強くするには、筋力トレーニングのような運動強度の高い運動が特に必要になります。

ロコモ予防の為の効果的な筋力トレーニングとは?

スクワットする女性

筋肉を維持・強化するには、筋力トレーニング(レジスタンストレーニング)が最も効果的です。
有酸素運動(ウォーキングやランニング)は健康維持に役立ちますが、筋力向上には十分な刺激になりません。

初心者におすすめの筋力トレーニング

●スクワット(太もも・お尻の筋肉を鍛える)
●カーフレイズ(ふくらはぎの筋肉を鍛える)
●プランク(体幹を鍛え、姿勢改善)

運動経験が少ない方は、低強度の有酸素運動(ウォーキングなど)から始め、徐々に筋力トレーニングを加えていくことがおすすめです。

筋肉を育てる為の食事習慣も重要!

筋肉を強くするには、日々の食生活にも気を配る必要があります。
特に重要なのが タンパク質の摂取 です。
タンパク質が豊富な食品 鶏肉・魚・豆類・卵 乳製品(ヨーグルト・チーズなど)大豆製品(納豆・豆腐) バランスの取れた食事を心がけることで、筋力低下を防ぎ、ロコモ予防につながります。

まとめ

ロコモティブシンドロームは、加齢や運動不足により発症する可能性がありますが、運動と食生活の改善で予防・改善が可能 です。
チェックリストで該当項目がある場合は、早めに対策を始めましょう!