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健康作りに役立つお役立ちコラム Ideal Body Design

脳を活性化させて認知機能を維持するには

脳神経伝達イメージ



指先を動かすと脳が活性化する

脳も筋肉と同じで使わないとその機能は衰えていきます。
脳を普段から使っていると老化を遅らせてくれるのでいつまでも元気な脳を保つことも可能です。
高齢化が進み、それと同時に認知症も問題になっていますが、認知症の予防は普段から脳を使うことが大事です。
人間が他の動物と大きく違うのは二足歩行です。
二足歩行になり前足(腕)が自由になったことで脳に大きな影響を与えたと考えられています。
ですので日常生活で簡単に脳を活性化させるには指先を動かすことです。
指先を動かしている脳を調べてみると運動野、運動前野が活発に働いていることが分かっています。
楽器を演奏している時は、運動野、運動前野の他に前頭連合野の右半球、左半球も活性化されます。
また塗り絵をすると、脳全体がバランスよく活性化することも分かっているようです。
大人や高齢者向けの塗り絵も販売されていたりもします。
他にも編み物や料理など単純な動きから高度な動きなど色々な動きをすることで脳の活性化は顕著になります。
指を動かすことで脳を活性化させることができるので普段から意識するといいのではないでしょうか。
また、音読は脳を活性化させるのにとても良いようです。

音読は広範囲に脳を活性化させる

音読をする

音読は脳の広範囲広範の領域が活性化します。
音読は、視覚で文字を脳にインプットして声に出して言葉をアウトプットする作業と言えます。
さらに自分で発した言葉を聴覚を使って聞いていることになります。
これは、一度に3つのことを行っている状態ですので脳の多くの場所を働かせることに繋がります。
新聞、雑誌などでもOKで何も難しい本を選ぶ必要はありません。
日ごろから少しでも音読をするといいのではないでしょうか。

ランニングで脳が活性化、ストレスも軽減

運動は健康な身体作りにとても大切ですが、身体だけでなく脳にも良いことが分かってきています。
2002年アメリカの神経科学会で「ランニングと脳」と言う研究が発表されました。
走ると海馬だけでなく前頭野の前頭極という部分の働きが良くなるという内容です。
前頭極は、人間だけが発達していて、物を考えて作ったりいくつかの問題や命題を同時進行で考えたりするような能力を司っている部分です。
また、走ることで脳内にタンパク質の一種であるBDNFが増えます。
BDNFはストレスホルモンの分泌を引き起こす物質を抑制します。
つまり、走ることでストレスやうつ症状の影響から脳を守ってくれます。
ランニングだけでなく運動は精神的にも良いと言えます。
まずはランニングでなくても歩くことから始めても良いです。
運動で一番大切なのは長く続けることですので自分が継続できるように運動をしてみましょう。