本文へスキップ

健康作りに役立つお役立ちコラム Ideal Body Design

納豆やオクラなどのヌルヌルした食品は血糖値の上昇を抑える!

納豆オクラ



水溶性食物繊維は血糖値の上昇を抑えてくれる

急激に血糖値が上昇するような食事は、体脂肪が蓄積されやすくなったり糖尿病のリスクも高くなったりします。
食後の血糖値を緩やかに上昇させることができれば、肥満や糖尿病の防止に役立ちます。
ヌルヌルした食材には、水溶性食物繊維やムコ多糖類などが含まれています。
ムコとはラテン語で動物の粘液の意味になります。
水溶性食物繊維は、納豆、オクラ、山芋、とろろ、なめこ、昆布などのヌルヌルした食材に多く含まれています。また、納豆にはポリグルタミン酸が含まれています。
ヌルヌルした成分である水溶性食物繊維や糖タンパク質は血糖値の上昇を抑える作用があります。
毎食ヌルヌルした食品を追加するだけで食後の血糖値の上昇を抑えることができます。
血糖値の上昇を抑えられれば、ダイエットに繋がったり糖尿病のリスクの軽減に繋がったりもします。
糖尿病予備軍の方にも良いです。
ではなぜ血糖値の上昇を抑えるとダイエットに繋がったりするのでしょうか。

血糖値が上昇すると中性脂肪の合成が促進される

糖質を含む食品を食べると、血糖値が上昇します。
血糖値が上昇すると膵臓からインスリンと言うホルモンが分泌されて血糖値を下げてくれます。
インスリンは、食事で摂った糖質を体内に取り込みグリコーゲンとして筋肉や肝臓に蓄える働きをします。
筋肉や肝臓に蓄えられるグリコーゲンの量は決まっているので、余分な糖質は中性脂肪に変換されて体内に蓄えられていきます。インスリンは、中性脂肪の合成を促進させる作用があるので肥満と関係があります。
ですので血糖値の上昇を抑えられると中性脂肪の合成も抑えることに繋がると考えられます。
また、インスリンには筋肉の分解を防いで合成を促進させる働きもありますので筋肉をつけたい場合は、しっかりと糖質を摂取する必要があります。

関係はあるけどインスリンは肥満ホルモンではない

骨盤を抑える女性

インスリンが肥満ホルモンと言われたりもしていますが、肥満ホルモンではありません。
最も重要な働きは糖質を体内でエネルギーとして利用することです。
問題なのは過剰に糖質を摂取しインスリンを多量に分泌させていることです。

インスリンの働き


・グリコーゲン合成促進
・アミノ酸吸収促進
・タンパク質合成促進
・中性脂肪合成促進

インスリンには、中性脂肪の合成を促進させる働きもあるので俗に肥満ホルモンと言われているのでしょう。

血糖値と糖尿病のリスク

血糖値が急激に上がる食事を長年続けているとインスリンを分泌させる膵臓が疲弊してしまいます。
膵臓が疲弊するとインスリンの分泌量が少なくなり最悪分泌されなくなってしまいます。
一度インスリンが出なくなってしまうと元には戻りませんのでインスリン注射を一生続けることになってしまいます。
血糖値が上がっても十分なインスリンが出ないと血液中の糖質を取り込むことができなくなり血液中に糖質が溢れてしまいます。
この状態が糖尿病で溢れた糖質が血管や細胞を傷つけて様々症状が出てしまいます。
糖尿病のほとんどが食生活や運動習慣などの生活習慣が原因です。
糖尿病は合併症が非常に怖い病気です。糖質の過剰摂取には十分に注意しましょう。
特に砂糖や果糖など甘い物は吸収の良い糖質ですので摂り過ぎないようにしましょう。