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健康作りに役立つお役立ちコラム Ideal Body Design

マスクを過信し過ぎないようにしましょう

マスク



感染予防効果は、ほぼないとされている、飛沫を飛ばさない為

先月からマスクをしている人は多かったですが、緊急事態宣言が出された今月はさらに多くの人がマスクをしている状態かと思います。
私が見る限り9割以上の人がマスクをしている感じでマスクをしていない人はかなり少ないです。
政府からマスクも送られてくるみたいなのでおそらく多くの人がマスクをしていれば大丈夫と思っているのではないでしょうか。
今月はほとんどの人がマスクをして街からも人がかなり減っています。
マスクに関しては先月からしている人も多く、それでも東京の1日の感染者数が減っていないのは、もしかしたらマスクや自粛の効果があまりないと言うことかもしれません。
マスクに過度の期待は禁物かと思います。
世間を見ているとマスクを過信している人が多いように思えますが、過信し過ぎないようにしましょう。
これは過去の検証から言われていることですが、マスク自体に感染予防効果はほぼないとされています。
感染予防効果についてしっかりとした根拠はないようです。
マスクは、咳やくしゃみなどの飛沫を相手に飛ばさないようにするのが主な目的です。
相手に感染させない為にするならある程度意味があるとされているようです。

マスクではウイルス自体の侵入を防ぐ物ではない

おそらく多くの人が勘違いをしているかもしれませんが、一般的なマスクはウイルス自体の侵入を防ぐ物ではありません。
ウイルスの大きさは0.1㎛程度ととても小さく一般的なマスクの網目よりもはるかに小さくなります。
ウイルス自体の侵入を完璧に防ぐのは難しくなります。※1μm=1/1000mm
もちろんゼロではないですが、過度な期待を持たない方がいいのではないでしょうか。
医療用のマスクでも完璧ではありませんので。
今回の新型コロナウイルス(COVID-19)は、空気感染しないとされていますが、仮に空気感染するならあまり効果はないことになります。
静電気で吸着すると言うマスクがありますが、これについてはよく分かりません。
マスクは医薬品ではなく規格の基準自体がないのでそもそも表示されていることが本当かどうかも分かりません。

5㎛以上の大きな飛沫は防げる

咳やくしゃみからの飛沫は、ウイルス自体に唾液が混じるので大きくなります。
5㎛以上の大きな飛沫に関しては一般的なマスクである程度防ぐことができると考えられます。
また、飛沫感染については目からも感染するので鼻と口だけでは不十分になります。
完全に防ぎたいならゴーグルなども着用した方いいでしょう。

咳をする女性


無症状者にマスクは必要?無症状者は感染力が弱い?

マスクは基本的に咳やくしゃみなどの症状がある人が着用する物です。
咳エチケットとして着用をします。
今回の新型コロナウイルスは潜伏期間が長く無症状者から感染があるのではないか?との報道があったりしていますが、これについてはよく分かっていないようです。
もし無症状者からの感染があるなら日本でも既に感染爆発が起きて感染者数もさらに多くなっているようにも思えます。
CDC(アメリカ疾病予防管理センター)がマスク推奨になりましたが、しっかりとした根拠がまだあるわけではないようです。専門家でも賛否あります。

一般的には、無症状者からの感染力は症状のある人に比べて弱くなると考えられています。
症状が出ていないと言うことはウイルス自体の数が少なく咳やくしゃみで飛沫を飛ばすことがないからです。
会話でも飛沫は飛ぶのでそれにウイルスが混じっていれば感染させてしまう可能性はありますが、ウイルスの数は症状のある人よりも少なくなります。
会話による飛沫を飛ばさないようにするならマスクは有効と考えられますが、そこまで神経質になることはないのでは?と個人的には思えます。
これについては距離を取れば感染はほぼないとされていますし、飛沫感染については、2メート以内で飛沫が落ちるとされているようです。
大きな飛沫は遠くまで飛びません。
5㎛未満の飛沫に関してはマスクの効果は弱くなると考えられます。

マスクは正しく着用しないと感染リスクが高くなる可能性も

ウイルスに怯える女性

マスクは自分の感染ではなく相手に感染させないようにする物です。
基本的には咳やくしゃみがある人が優先的にします。
そして、マスクはただしていれば良いわけではありません。
正しく着用することが大事で正しく着用しないと反対に感染リスクが高くなる可能性もあります。
着用する場合は下記に注意してみましょう。

・マスクを触る前は手洗いをする
・隙間ができないように鼻、口、顎を覆う
・着用時はマスクに触らないようにする
・触ってしまった場合は、手洗いをする
・外す時は、マスクに触らずにゴムの部分を持って外す
・連日使用はしない、場合によって1日に何回か交換する
・咳やくしゃみをしたら交換する

効果は限定的でマスクをして入れば「大丈夫」では決してない

マスクを正しく着用してもその効果は限定的と考えてください。
マスクをしていれば大丈夫では決してありませんので過度の期待はしないようにしましょう。
最優先はこまめな手洗いです。
手洗いをした上でマスクをしないと意味がないのでマスクよりも手洗いが大事です。

手洗い


会話をする際は、ある程度の距離を保つことで感染リスクはかなり防げるようです。
至近距離で会話をする場合は、マスクをした方がいいかと思いますが、あくまで症状がある人がです。
マスクは感染予防の一つの手段でしかなく、しないよりはマシくらいの物です。
マスクをしていないからと言って白い目で見たり差別をしたりしないようにしましょう。
ゼロリスクはあり得ませんので過剰に不安になっても仕方がありません。
ウイルスや細菌などの病原体はどこにでもいる物で普段私たちは当たり前のように接しています。

今では新型コロナウイルスのデータもかなり出てきています。
基本的な感染予防対策をして正しく対応をすることが大切だと思います。
世界でここまで感染拡大したら終息はほぼ不可能です。
ここで仮に抑えたとしてもまた再び感染者が出て再燃するでしょう。
幸い今のところ日本での死者数は極めて少ないです。
重症化する人をいかに減らして少しずつ抗体を持つ人を増やしていく集団免疫が現実的かと思います。
今後はインフルエンザのような扱いになっていくのではないでしょうか。

更新日:2020年(令和2年)4月26日