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健康作りに役立つお役立ちコラム Ideal Body Design

筋力トレーニングと身長は関係がない!?身長は遺伝で決まる

身長測定

身長は遺伝によって決定される!遺伝要素が強い

よく成長期に筋力トレーニングをすると背が伸びなくなると聞いたことがあるかと思います。
この考えは、筋力トレーニングをすると骨や関節に負担がかかり背が伸びにくくなるのでは?
と言う考えからきているようですが、これは完全に間違った考えです。
筋力トレーニングと身長は関係ありません。
身長を決める大きな要因は遺伝子です。
高身長になるか低身長になるかは環境要因よりも遺伝的要素が強いと言われています。
両親が高身長でしたらその遺伝子を受け継いだ子供も高身長になる可能性が高くなります。
反対に両親が低身長でしたら子供も低身長になる可能性が高くなります。
遺伝子は私たちの設計図です。
設計図を基に身体を構成しています。
身長だけでなくありとあらゆることが遺伝子によってある程度決定されていると言っても過言ではありません。
身長を決める最大の要因は遺伝子ですが、もちろんそれだけではありません。
環境要因もあります。
環境要因とは、栄養状態や運動などがあります。
好条件での環境であれば、自分の遺伝子を最大限活かすことが可能になります。
十分な睡眠と栄養状態、適度な運動を心がければ、身長を高くすることができます。

成長期の筋力トレーニングは背を伸ばすのにプラスに働く可能性も

飛び跳ねる女性

成長期の筋力トレーニングは、背が伸びにくくなると言われていますが、根拠はありません。
実際には低くなるどころか逆に背を伸ばすのにプラスの作用をしてくれるとも考えられます。
なぜなら筋力トレーニングは、内分泌系に刺激を与えて成長ホルモンの分泌を促してくれるからです。
成長ホルモンは、タンパク質の合成を促す作用があり成長期に最も多く分泌されます。
成長期に身長が伸びやすいのは成長ホルモンが多く分泌されるからです。
一般的に身長が伸びるのは20歳までと言われています。
大人になると骨端線が閉じて身長の伸びはなくなります。

ハードな運動は避けた方が良い

成長期に筋力トレーニングをすると背が伸びなくなる
これは迷信ですが、だからと言ってガンガンやって良いのかと言うとそうでもありません。
成長期にはあまり強い負荷をかけるような運動は控えた方が良いかと思います。
骨が急激に伸びる時期に強度の強い運動をすると怪我に繋がる可能性が高くなるとも考えられます。
成長期に行う筋力トレーニングは、自体重でのトレーニングをメインにして、バーベルやダンベル、いわゆるウェイトトレーニングと言われるトレーニングはなるべく控えた方が良いかと思います。
ウェイトトレーニングは、伸長の伸びが緩やかになる高校生から行うと良いかと思います。
中学生以下の子供は、ウェイトトレーニングを控えるか、重さに気を付けて行うようにするといいのではないでしょうか。
重いウェイトを扱うのは高校生になってからで十分です。