本文へスキップ

健康作りに役立つお役立ちコラム Ideal Body Design

風邪を引きやすいのは免疫機能が関係!?

風邪を引いている女性



免疫機能によって風邪の引きやすさは違う

一年の間に何回も風邪を引く人、全く引かない人、職場やクラスにいたりしませんか。
できれば風邪は引きたくないかと思いますが、風邪を引きやすい人と引きにくい人、何が違うのでしょうか。私たちの身体には、外敵から守る免疫機能が携わっています。
風邪の原因となるウイルスが体内に侵入すると各免疫機能が働いて排除しようとします。
この免疫機能が弱い人は、風邪を引きやすいと言えます。
免疫の種類には、病原体を攻撃する働きのある物、死んだ細胞を掃除する働きのある物などいくつかあります。
その中でも風邪を引くか引かないかの個人差は、NK(ナチュラルキラー)細胞の活性が左右していると言われています。

NK細胞の活性

NK細胞とはリンパ球の1つで、ウイルスなどを破壊する免疫のことです。
このNK細胞の活性(NK活性)が弱いと病原体の侵入を防げずに風邪に罹りやすくなると考えられます。
NK活性を高めるには生活習慣を整えると良いと言われています。
自律神経の働きと関わっているので就寝、起床時間など生活習慣が不規則だとNK活性は弱まります。
また、精神的ストレスを感じやすい人、溜め込んでしまう人も活性が弱くなってしまいます。
また、10人に1人くらいは体質的にNK活性が弱い人もいるようです。
個人差による免疫機能の差もあります。

睡眠不足は免疫機能が落ちる

睡眠は日々の疲れを取り除いて傷ついた細胞を修復するとても大事な時間です。
睡眠不足になると自律神経も乱れ免疫機能が低下してしまいます。
毎日十分な睡眠時間を確保することが大切と言えます。
必要な睡眠時間は、個人によって異なるので一概には言えませんが、6~8時間程度取れると良いかと思います。
必要な睡眠時間は遺伝子によって決定されているので個人差があります。

風邪予防の為の基本的な食事

朝食

私たちの身体の細胞は主にタンパク質から作られています。
身体の構成成分であるタンパク質をしっかりと摂取することが必要となります。
肉や魚、卵、乳製品、大豆などの高タンパク質食品をしっかりと食べることが大切です。
また、粘膜を丈夫にする為にビタミン類やミネラル類も摂取すると良いです。
基本はバランスの良い食事をすることです。
栄養素は、それぞれ影響し合って機能していますので一つの栄養素だけ摂れば良いというわけではありません。
必要な栄養素が過不足なく摂取できるバランスが整った食事がとても大切です。
風邪を引きやすいと感じている人は、睡眠と栄養をしっかりと取れているか見直してみましょう。
あとは適度な運動も免疫を向上させてくれますので運動不足にならないようにするのも大事です。
ですが、運動は激しくしてしまうと免疫機能が落ちるので適度に行うことが大切となります。

腸内環境も関係している

腸内環境と免疫機能は、影響があると言われています。
腸内環境が良いと免疫機能が正常に働くようになり風邪などに罹りにくくなると言われています。
発酵食品やオリゴ糖、食物繊維などを食べると善玉菌が優位になるので腸内環境に良いと言われています。
肉などの動物性タンパク質や脂質の摂り過ぎは、腸内の悪玉菌を増やしてしまうので食べ過ぎには気を付けましょう。

免疫機能は実はよく分かっていない

免疫機能については、実はほとんど分かっていないようです。
どうすれば免疫機能が向上するのかは分からないのが事実ですが、不規則な生活は間違いなく免疫機能を落とす要因となります。
特に睡眠不足は一番いけませんので毎日ちゃんと寝るようにしましょう。