本文へスキップ

健康作りに役立つお役立ちコラム Ideal Body Design

ご飯と角砂糖は違う!糖質は種類が大事

ご飯を残すイメージ



糖質の量で言えばご飯は角砂糖14個分

糖質の摂り過ぎは身体にとって良くないことはほとんどの方が知っているかと思います。
何でもそうですが栄養素は適正に摂ることが大事で、量だけでなく何で摂ったかその種類がとても大切です。
よくご飯に含まれる糖質の量を角砂糖〇個分と例えられたりしていますが、ご飯と角砂糖はまるっきり違います。
日本食品成分表によるとご飯100gあたり168kcal
炭水化物37.1g 利用可能炭水化物(単糖当量)38.1gとなっています。
お茶碗一杯を約150gとするとご飯一杯で炭水化物は約57g
角砂糖一個を4gとすると約14個分になります。
お茶碗一杯のご飯は角砂糖で言うと約14個分の糖質を含むことになります。
含まれる糖質の量で言えば、これは間違いではないのですが糖質の種類が違います。
ご飯と角砂糖は、含まれている糖質の種類が違うのでイコールになりません。

ご飯と角砂糖では糖質の種類が違う!多糖類と単糖類

ご飯に含まれる糖質は、角砂糖〇個分と表現さることがありますが、これはまるっきりのウソです。
ご飯=角砂糖〇個分 ではありません。
含まれている糖質の量は一緒ですが、種類が全く違いますのでイコールにはなりません。
ご飯に多く含まれる糖質は、多糖類になり言い換えればでんぷんです。
でんぷんとは、単糖類であるブドウ糖が多数結合した物です。
一方、砂糖は二糖類になり単糖類であるブドウ糖と果糖が結合した糖質になります。
一言に糖質と言っても多糖類、単糖類、二糖類やオリゴ糖など様々あります。
種類が違うことによって消化吸収に違いが出ます。

金平糖

糖質の種類によって吸収速度が違う


糖質の種類によって消化吸収の速度が違います。
簡単に言うと血糖値の上昇速度が違います。
砂糖は、吸収されやすい形なので速やかに吸収されてエネルギー源となります。
即効性のエネルギーになるので運動時のエネルギー補給や疲労回復に優れています。
ですが、血糖値が急激に上がりやすいので普段から多量に摂取するのは良くありません。
血糖値の急激な上昇は脂肪の合成を高めるとされています。
そして中性脂肪になりやすい果糖を含んでいます。
果糖はブドウ糖と比べ中性脂肪になりやすので太りやすいと言えます。
ご飯は多糖類なので消化作業が必必要です。
一度ブドウ糖に分解してから体内に吸収されます。
多糖類であるご飯は、砂糖と比べ吸収が遅いので血糖値の上昇も緩やかです。
持続性のあるエネルギー補給になります。
また、消化作業自体にもエネルギーを使うのでご飯の方がエネルギーを多く消費するとも言えます。
このようにご飯と角砂糖ではまるっきり違うのです。

角砂糖と言うと悪いイメージを持つので意図的に使っているのかも

角砂糖とご飯では全く異なる糖質が含まれているのになぜ角砂糖に置き換えているのでしょうか。
角砂糖で例えると何だか身体に悪そうと言うイメージを多くの方が持たれるかと思います。
ご飯を意図的に悪いイメージを持たす為に角砂糖に例えているのではないでしょうか。
それとも本当に同じだと思っているのかもしれませんが、どちらにしろ真意は分かりませんが角砂糖とはまるっきり違うのでこのような情報には惑わされないように注意は必要です。
糖質は摂取量だけでなくどんな糖質を摂ったのかその種類がとても大事です。
砂糖などの吸収の良い糖質はなるべく控えた方が肥満や糖尿病の予防に繋がります。
吸収の早い食べ物は、太りやすい食べ物と言えます。